英検jr.(ジュニア)とは?オススメ教材は?
こんにちは!
wagaco塾長の中村です!!
当塾の小学生英語クラスでは、使う教材は自由です。
生徒さん達のレベルとご希望に合わせて、相談して決めております。
とは言っても、「中学英語に備えて、小学生のうちに英語力を上げたいけど、特にこだわりや希望はない。。。」
という方も多いです。
その場合は、英検jr.(ジュニア)にチャレンジすることを、オススメしています。
「中学英語に向けて、良い階段ができているから。」です。
そして教材には、コチラの3冊を順番に使っています。
|
|
|
英検jr.(ジュニア)とは?
英検jr.の公式ホームページには、こう書かれています。
英検Jr.は、児童の英語能力の調査・研究を目的に、英語に親しみ、外国の文化を理解することを目標として1994年に開発した児童向けの「育成型ゲーム感覚」のリスニングテストです。
英検jr.公式ホームページより
リスニングテストというのがポイントです。
英語嫌いになる大きな理由の1つは、「細かいスペルを覚えさせられる」ことです。
もちろん単語のスペルは、中学生になると避けて通れません。
ですが、小学生のうちにこれをやると英語嫌いになりやすい。
まずは「音で楽しむ」ことが、本当に大切です。
そしてリスニング上達のコツは、「声に出すこと」です。
「聞こえた通り、モノマネしてみよっか。」というと、リスニングもスピーキングも上達します。
さらに、小学生の英語上達は、速い。
うちの塾生さん達もですが、子音(t, p, k, など)の発音がめちゃくちゃ上手いです。
やっぱり英語は早い時期からやるのが、有利です。
(ホント羨ましい。。。)
だから英検jr.のリスニングテストは、子供にとっても上達を感じられ、楽しく続けやすいです。
英検jr.(ジュニア)の内容は?
気になる内容ですが、英検がやっているので、当たり前ですがシッカリしています。
「コミュニケーションを図る態度の育成」
「音声や基本的な表現に慣れ親しませる」
「言語や文化についての理解を深めさせる」小学校での外国語活動の成果検証としても使えます。
英検jr.公式ホームページより
小学校の外国語活動に、対応しています。
「小学校の外国語活動に合わせるなら、教科書ワークでいいのでは?」
という意見もあります。
実際僕も、生徒さんに教科書ワークを使っていたこともありました。
ただ教科書ワークだと、「目標がないから頑張りにくい」という欠点があります。
小学生の脳は、「未来のメリットを意識して、頑張る!」ことができるほどには、まだまだ発達していません。
目標もなくページをこなしていくのは、「勉強感」が強くなり、楽しく続けにくいです。
それに比べ英検jr.だと、「試験を受けて、合格」という明確なゴールがあります。
「合格したら、家族で美味しいご飯でも食べにいこっか♪」
と軽めのご褒美を用意することもできます。
何より子どもは、ゲームのように「何かをクリアする」ことに、やる気を感じやすいです。
だからこそ、「オモチャ買ってあげる」のような、重いご褒美は必要ありません。
「成長のためじゃなくて、ご褒美のために勉強」するようになり、むしろ逆効果の可能性もあります。
もしご褒美するなら、あくまでも「家族みんなで、ちょっとした合格パーティー」くらいが、オススメです。
また英検jr.では、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」と3つのグレードが用意されています。
それにより「無理なく一歩ずつ成長していく」ことができます。
英検5級はどうか?
英検jr.のことを知らなかったとき、「小学生なら、まず英検5級から」と思い込んでいました。
でも英検5級は、「小学生が初めてやる英語」にしては、少し難しいと思います。
今のところ、英検5級を一番ポップに学べる教材は、学研の「小学生のためのはじめての英検5級」です。
|
それでもLesson1から、こんな感じです。
全く英語の勉強をしたことない小学生が、一番初めにこれをやるのは、やはり「勉強感」がすごいです。
自分の知っていることに、結び付けられるヒントが少ないからです。
それに比べ、英検jr.教材なら、ブロンズの最初はこんな感じです。
全然違いますよね。
これなら年長さんでも大丈夫です。
実際、僕の息子は小4とある程度大きくなってからのスタートでしたが、それでも「英検jr.教材の方がいい!」と即答でした。
なんでも継続のコツは、「小さく始めて、少しずつ負荷を上げる」ことですよね。
その点で、「ブロンズ→シルバー→ゴールド」と少しずつレベルアップできる英検jr.がオススメです。
英検jr.(ジュニア)オススメ教材は?
さて、そんな英検jr.を学ぶには、どの教材を使えばいいでしょうか?
2つの選択肢があります。
「参考書」か「webラーニング」です。
実は英検jr.側が、テストと別に「ラーニング」というサービスをしています。
もちろん合格のために最適化されています。
しかもテストとセットで購入するとお得です。
でも僕は、参考書を選びました。
理由は次の3つです。
①ラーニングには期限がある。
子どもには、余裕を持って楽しく勉強して欲しいです。
期限があると急がせちゃいそうです。
②兄弟がいる
参考書だと、下の子がやりたい気持ちになった時にも、使いまわせます。
③まだまだ紙テストが中心
中学英語への接続を考えたときに、中学英語自体、まだまだ紙が中心です。
紙教材で勉強することに、この時から慣れて欲しいです。
英検対策の参考書、色々ありますもんね。
以上の理由で、「webラーニング」より「参考書」を選びました。
英検jr.オススメの参考書は?
実は英検jr.の教材は、それほど多くありません。
なので結論を言うと、「旺文社のもの」一択で問題ないです。
というのも、そもそも英検を主催する日本英語検定協会は、旺文社が作ったものです。
住所も同じ場所にあります。
だから英検対策で迷ったときは、旺文社を選べば間違いないです。
そんな旺文社から、英検jr.対策の教材は、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3冊出ています。
|
|
|
「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」3冊必要か?
自分自身の子どもも英検jr.で勉強していく中で、最初に悩んだことは…
「そもそも3冊も必要なのか?ゴールドだけじゃダメなのか?」
ということでした。
実際3冊買って確めた結果、できれば「ブロンズから3冊やった方がいい」です。
もし3冊が嫌なら、「ブロンズとゴールド」や「シルバーとゴールド」だけでも大丈夫です。
その理由は、それぞれの中身にあります。
「ブロンズ」
・単語、会話表現が中心
・間に本番テスト練習問題がある
「シルバー」
・前半10テーマで、単語と基本表現を総まとめ
・後半はずっと本番テスト練習問題
「ゴールド」
・本番テスト練習問題が中心
・間に単語や表現のまとめ
やはり初めて英語を勉強する場合、「小さな楽しく始めて、少しずつ負荷を上げる」のがいいです。
ので、ブロンズからゆっくり成長していくのがオススメです。
ただ、ブロンズで基本となる単語や表現をおさえられるので、「ブロンズ後にいきなりゴールド」も可能です。
また、英単語をある程度知っている場合は、「シルバーから始める」もアリです。
詳しい中身は、この後にある動画内で紹介しています。
英検jr.対策、1冊ですむ成美堂出版は?
以上のように、英語を初めて勉強する小学生が、英検jr.対策をしようと思った場合、1冊では難しいです。
「1冊で、ブロンズ、シルバー、ゴールドを順番に学べる参考書があればいいのに。。。」
と、強く思いました。
実は、あるんです。
成美堂出版が出しています。
ただこの参考書は、今はもう絶版のようです。
だから中古ばかりで、新品で手に入れるのは難しいです。
中身はバッチリです!
「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」のレベル順に、「まず基礎知識→テスト練習」の流れができます。
本のタイトルにある通り、本当に「1冊でバッチリ!全グレード対応」です。
ひとつ懸念点があるとすれば、絵の中に文字があるので、nazoritAIが認識しにくいという点です。
あまり売っていない。
認識しにくい。
ので、うちでは英検ジュニア対策は、今では旺文社のものを使っています。
参考書の詳しい中身は?
旺文社の3冊と、この成美堂の1冊、詳しい中身は動画にて紹介しております。
ぜひご覧下さい!
英検jr.(ジュニア)まとめ
以上、まとめます。
・小学生の英語入門は、教科書ワークや英検5級より英検jr.がオススメ。
・参考書は、成美堂の「全グレード対応」が見つかれば、安上がり。
・旺文社の参考書は間違いない。できれば3冊がいいけど、2冊でも可能。
です。
参考になれば幸いです!
子どもが少しでも英語好きになるよう、共に頑張っていきましょう!!