今のAIにはマネできない、教育界で評判の良いコト
こんにちは!
wagaco塾長の中村です!!
多治見、暑すぎですね。
登下校の子ども達がホント心配です。
さて先日、興味深い記事を見かけました。
⇒ 「3+1=5」にマルをつけた数学者が語る、子どもの算数の見守り方 間違いを否定せず、考えた道筋を共有しよう
1ヶ月前くらいの記事ですが、今でも教育界の方々に、とても評判の良い記事です。
要約すると、
・ お父さんは数学者、3~4歳の娘が3+1=「5」と答えを出した。
・ 答えを間違えているが、初めて自分で新しい考え方に挑戦したからマルにした。正解も言わなかった。
・ 他の問題で間違えていても、無理に正解を導き出そうとしない。
・ まず子どもの考えをよく聞いて、部分的に正しい推論を見つけ、伝えてあげる。
特に印象的なのが、
子どもは考えた答えを誤りだと否定され、正解だけを押しつけられるうち、自分で考える意欲を失っていく
という部分でした。
確かに、「自分が考えたことを全て否定」されたら、気持ち萎えますよね。
また、謎解きでもなんでも、考えている途中に正解を押しつけられると、腹立ちます。
自分の頭で考えたことを、シッカリと評価してあげる。
答えが不正解でも、途中のプロセスが合っているなら、シッカリと評価してあげる。
もちろん塾という仕事柄、不正解をそのまま放置するわけにはいきません。
だから僕はいつも、「サンドイッチ法」を使います。
「おぉ、ここは●●と考えたんやね!グッドアイデアやね!!」
⇒「だからこそ、ここ見てみて。なんかミスしてるの気付くかな?」
⇒「そうそう、よく見つけたね。それにしてもここの考え方、ホンマに良かったね!!」
という感じで、修正すべき部分を、褒め言葉でサンドイッチする。
そうすれば、ミスも修正できますし、勉強への自信を深められます。
そしてこの方法は、今流行りのAI学習では、まだまだ実現できない部分です。
もちろんAIにはAIのメリットがあります。
でも、感情を動かす教育は、まだまだAIには難しい。
AIだけで完結することはなく、人間が上手にAIを利用する。
勉強に限らず、どんな分野でも、当分そこは変わらないと思います。
子ども達、生徒さん達には、少しでも気持ち良く、前向きな状態で勉強してほしい。
夏休みですね。
そのための環境創り、頑張っていきます!