高校数学は捨てずに、意味で攻略しよう
こんにちは!
wagaco塾長の中村です!!
先日、興味深い記事を見つけました。
⇒ 高校で数学を「捨てる」と重要な脳内物質が減少すると明らかに
要約すると、
数学を学ばない学生は、推論・問題解決・記憶など多くの重要な認知機能がかかわる脳の力が低下することが、わかった。
というものです。
記事は英国での研究結果ですが、日本でも状況に大差ないですよね。
「大学受験で使わないから」と、数学を「捨てる」文系の生徒さんも、少なくありません。
ただ記事にもあるように、数学を捨ててしまうと…
数学力だけでなく、他の様々な脳の力に悪影響があるようです。
しかも、他の科目では見られない現象だそうです。
「数学を学ぶか、学ばないか」が、決定的な違いになる。
直感にダマされず、数字を見て意思決定する。
論理的に順番を追って、問題解決をする。
などなど。
社会に出た時、数学的な思考を、できないよりも、そりゃできた方がいい。
それでも「数学なんて、ホンマに意味あるん?」という感情になってしまうのは。
先にあるそんな"見えにくいメリット"よりも、今目の前にある「意味わからなさすぎる。。。」という"苦痛"が、圧勝してしまうからです。
逆に言えば、「意味わからん。。。」さえなくなってくれれば。
知っている知識を総動員して、自分で考えに考えて答えを出して、それが「正解だった!」という、そんな快感を得られます。
この快感を得る回数が増えれば増えるほど、数学という勉強が楽しくなってきます。
「ホンマに意味あるん?」という感情は、気付けばどこかへ行ってしまっています。
数学の得意や苦手は関係ありません。
数学が苦手な子でも、この快感は経験できます。
「数学が本当に苦手です。。。」と入塾してきたのに、少しずつ数学ができるようになって、少しずつ楽しんできている。
ウチの生徒さんでも、実際に多いです。
キレイごとを抜きにして、得意や苦手、才能は一人一人ちがいます。
でもそれが致命的なレベルで影響してくるのは、とんでもない高いレベルの争いです。
大学共通テストレベルなら、数学苦手でも、なんとかなります。
そのカギは、やっぱり「国語や英語のように、数学の意味を理解していくこと。」です。
数字は世界共通の文字ですから、意味を理解すれば、国語や英語と似たようなものです。
加えて、冒頭に紹介した記事も、「数学を捨てちゃうと、他のもっと大切な力も失われる」と警告してくれています。
だからこそ、もし今「意味わからん」「おもんない」という状態でも、数学を捨てないで下さい。
意味を理解して、自分で考えて、答えを出せるようになると、少しずつ面白くなってきますから。
数学は、公式丸暗記ではなく、意味を重視しましょう!
これからの大学共通テストの傾向もそうですし、何より数学が楽しくなってきます!!