裏紙に問題を解いて捨てると、成績は下がるのか?
こんにちは!
wagaco塾長の中村です!!
先日、興味深い記事を見つけました。
⇒ 裏紙に問題を解いて捨てていると「学力」はどんどん抜けていく
要約すると、
・ 裏紙に書いて捨てる勉強では、解いている問題を知識として蓄えようという意識が育たず、その時間も使い捨てになる
・ 勉強は忘れることを前提に自分の軌跡を残し、積み上げることが大切
・ ノートは頑張った証、受験の直前に自信になる
・ だから、裏紙に書いて捨てる勉強では、学力が下がる
というものです。
ただ、この記事は、だいぶ説明不足です。
僕自身、文系から独学で数ⅢCや大学数学を学び、数検1級にも合格できました。
その中で、「書いて捨てる勉強」をかなりしてきました。
その後の英検1級の勉強でも、「書いて捨てる」は何度もしていました。
そもそも勉強には、大きく分けて3つの時間があります。
① 学びを理解する時間
② 練習して身につける時間
③ 本番の練習をする時間
冒頭の記事の中で言ってる「勉強」は、①の「学びを理解する時間」のことです。
新しい単元を学んだ!
応用問題の解き方を学んだ!
何度も間違える問題を学んだ!
そんな時は、記事でいうとおり、「裏紙に書いて捨てる」はダメ。
未来の自分のために、ちゃんとノートしておく必要があります。
そのノートを見返せば、効率よく勉強できます。
また、ノートをまとめながら、理解が深まっていきます。
ただ②の練習して身につける時間や、③の本番の練習をする時間では、裏紙に解くことは全く問題ありません。
その中で、もし「これは大切だ!残しておきたい!!」と思うことがあれば、その問題だけ、ノートしていけばいいだけですから。
むしろ「見直すべき問題だけが集まったノート」の方が、効率よく復習できます。
だから、
②の練習して身につける時間では。
裏紙に解いて、丸付けをして、必要な知識や問題だけノートにまとめる。
③の本番練習をする時間では。
できれば解答用紙(なければやはり裏紙でもOK)に解いて、丸付け後に必要なコトだけノートにまとめる。
という方法で、効率よく復習できるノートが完成していきます。
ということで、裏紙に勉強する派でも、必要なコトをまとめるノートさえ作っているなら、全く心配ありません。
むしろ効率良く復習できますし、資源の節約にもなります。
自分にとって必要な知識や解き方、考え方は、ちゃんとノートにまとめながら。
裏紙もじゃんじゃん使って勉強していきましょう!