こんにちは!
wagaco塾長の中村です!!
面談をする中で、こんな質問がたまにあります。
「先生、塾のかけもちはダメですか?」
当塾のかけもちへの姿勢、そして何より「効果があるのか?」について、本音を書きますね。
塾的にかけもちはOKか?
もちろん色々な塾があり、考え方はそれぞれですが。
当塾としては、「他の塾に通いながら、当塾に通うのは、全く問題ございません。」
(ただ1つ条件がありますが、それは後ほど。。。)
生徒さんが「Aの力とBの力を伸ばしたい!」と思っていて。
「Aを伸ばすのはあの塾が合っているけど、Bを伸ばすのはこの塾が合ってる!」
というのは、全然ありえる状況です。
生徒さん一人一人、個性があります。
だから「合う授業、合わない授業」があるのも当然です。
やはり「どれだけの時間と費用をかけて、どれだけの成果が得られるか?」は大切。
そのコストパフォーマンスが「掛け持ちしたら最大になる!」なら、かけもちすべきです。
効果が出ないもったいないかけもち
ただ「効果が出にくいかけもち」が多いことも事実です。
一番よくあるパターンは「やることが増えすぎて、ぶつかり合うこと」です。
Aの塾は「アレをしろ」とドッサリ課題を出す。
Bの塾も「コレをしろ」とドッサリ課題を出す。
課題に時間が取られすぎて、苦手問題の本質理解と練習など「本当にすべきコト」に時間をかけられない。
こうなってしまうと、かけもちは逆効果になります。
効果的なかけもちとは?
では、かけもちで効果を最大限に引き出すにはどうすればいいでしょうか?
答えは簡単です。
それは、
「役割分担を明確にすること」です。
Aの塾では、これをする。
Bの塾では、あれをする。
シッカリと情報共有をすることです。
その上で、
「ウチの塾では、これをやろう!」
役割分担を決めた上で、約束したことを必ず実行する。
それで大丈夫です。
かけもち塾の課題を持ち込むのは?
かけもちOKとはいえ、別の塾の課題を持ち込むのは、やめておきましょう。
一般的には、失礼です。
僕自身、もし他の塾の課題を当塾に持ち込まれていたら、やはりいい気はしません。
「うちの課題をまずシッカリやろうよ。」
という気になります。
もちろん、「必要性を伝える」「空き時間ができないように課題レベルを調節する」など、こちらからできる工夫もありますが。
必要性うんぬんの前に単純に、
「あっちの塾の方が、課題終わっていなかったら怒られる。居残りさせられる。」
みたいな理由で、生徒さんは判断しちゃうものです。
つまり、別の塾の課題を持ち込むことは…
・「その塾の課題を大切にしていない」というメッセージになり、
・その塾の塾長や講師は、当然良い気がしないので、
・生徒さんにとっても良いことはない。
となります。
もちろん塾側からも「よその塾の課題はやらないで」とお願いすることも大切です。
効果的な塾かけもち具体例
ですから、塾かけもちを効果的にするには、
「ぶつかり合わないように役割分担を明確にして、その塾ではその塾のことだけをシッカリやる」
となります。
当たり前っちゃ当たり前ですね。
そしてこれが、当塾でかけもちする場合の、たった1つの条件となります。
具体的にうまくいきやすいのは、
・「A塾では数学と理科、B塾では英語と国語と社会」のように科目別にかけもちする
・「A塾では集団授業、B塾ではマンツーマンでA塾で聞けない疑問の解決」のように目的別にかけもちする
などです。
特に後者の方は、「集団授業で量、マンツーマン授業で質」を得られるので、中学受験でも人気の方法です。
かけもちであろうがなかろうが、とにかく
「目的を共有して、役割分担を明確にして、実行する」
それだけですね。
少しでも自分に合う環境で、力を引き出していきましょう!
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