塾の裏側「この講習が必要です」に要注意
こんにちは!
wagaco塾長の中村です!!
先日、興味深い記事を見つけました。
⇒ 「塾通いしても学力が伸びない子」の落とし穴【塾講師が解説】
要点はこうです。
・「あなたにはこの講習が必要です」の本音は売上アップ
・小学生で英検2級…“検定合格を目指す指導”の本末転倒
・小4の壁を無視して続けた結果、数学でつまずく子も?
今回は、一番上の"「あなたにはこの講習が必要です」の本音は売上アップ"に注目します。
塾業界には悪しき習慣がいまだに残っています。
それは「お月謝を安く見せかけて、隠れ費用で利益をあげる」というものです。
例えば、「高額な教材費」。
他にも「教室管理費」。
さらには「強制的な補講」などなど。
明記されているならいいんです。
タチ悪いのは、契約を断れない状況で発覚するケースもあります。
ひどい場合は、入塾後はじめての定期テスト前。
「テスト対策の有料授業に、全員参加してもらいます。」
という塾もあります。
塾からすれば、参加してくてたら、利益になる。
参加してくれなければ、「テスト対策授業に参加していないので、仕方ありません。」
と成績アップしなくても、言い訳ができます。
夏期講習や冬期講習なども、似たようなものです。
「参加しないなんて、合格する気あるの?」
という「参加するのが当たり前」な空気を出してきます。
もちろん塾側からすれば、「長期休みも入れて、年間カリキュラムを組んでいる。」というのもあります。
実際、僕の塾でもそうです。
年間でカリキュラム考えています。
ただそれなら、入塾前にキッチリと伝えるべきですよね。
「カリキュラム的に合格を目指すなら夏期講習に参加してもらいたいです。●●円の費用がかかりますが、問題ございませんか?」
という感じで。
今回のリンク先の記事が、面白い表現をしていました。
こうした受講システム・料金体系は、人間心理を知り尽くしたうえで「このアイテムがあれば、敵を攻略できる」と巧みに誘い込む、課金ゲームとまったく同じです。一見、本人が希望して行っているように見えますが、結果的に生徒と保護者が講習費を搾り取られ、塾が儲かるようなしくみになっています。
これを避けるためにも、塾にはシッカリと聞いてみて下さい。
「お月謝以外に、どんな費用がかかりますか?」
「長期休みやテスト対策など、絶対参加の講習などは、ありますか?」
ちなみに僕の塾では…
・お月謝以外に入塾金がかかります。
・教材は相談の上、市販中心に必要なものだけ購入します。
・夏期講習などは、どうしたいか相談の上、行っております。
僕の塾に関わらず、「塾に通ってよかった!」と思う生徒さんが一人でも増えてほしいです。
そのためにも今回のような「利益優先の、強制補講」には反対です。
記事の残り2つについても、思うことがあるので、また後日書きます。